30Aug


Kouです。
今回は非常にいいテーマです。
またこれかと思うかもしれませんが、めちゃくちゃ大事なテーマだと思っています(^^
めいさんより:
化粧が楽しめない女は欠陥品でしょうか?
しぶしぶ買ったメイク用品は持っていますが、メイクは全然楽しくありません。
プロにやってもらったことも何度かありますが、どれもしっくり来なくて、かえって安物の水商売女みたいで嫌でした……。その状態で「すっぴん好きは変質者」とか「監禁された被害者は女らしくしてなかったから狙われた」みたいな記事を目にすると本当に傷つきます。
化粧した顔を褒められたり、それで彼氏に褒められるようになっても、何も嬉しくなかったです。
kouさん質問です。
化粧しないというだけで、それが楽しめないというだけで、ここまで言われないといけないものでしょうか?
楽しめるような努力はしてきましたし、そこに需要があるのもわかっていますが、私自身はやればやるほど「楽しめない自分は女じゃない」と惨めになるばかりです。
まず、欠陥品だとは思いません。大丈夫です。そういう女性はたくさんいますから。
しかし変わります。
気にしすぎですね。
何を気にしすぎなのかというと、メイクができないことを気にしすぎ・・・ではないんです。
被害妄想が強すぎるという意味です。
もし本当にメイクをするのが嫌いで、そのことについて何の疑問も感じていないのであれば、気にもならないはずなんです。
僕はスカートを穿いた方がいいと言っていますが、ズボンをこよなく愛している女性もいて、そういう人は僕がスカートがどうだとどれだけ言ったところで、そのことに反発もしません。なぜなら、自分は好きでスカートよりも違うものを選んでいるという自負があるからです(^^
気にもならないわけです。
メイクに関してそうなっていないということは、実は自分では何か釈然としないものがあると思うんです。
ちなみに僕の身内にもメイクをしない女性がいますが、人は人、自分は自分という感覚でいるようです。そして自分がメイクをしないことについての明確な理由も持っています。
それに自信があるのであれば、それはそれでいいと思うんです。
すっぴんが好きという男は、かなり高い確率で変態です。
これは間違いありません。断言してもいいです(笑)。
メイクは言ってみれば女性として完成されることなんですよね。完成された状態を好まないのは、つまりは大人の女になることを好まないということです。
犯罪などに狙われやすくなるというのも、傾向としては事実なので言わざるを得ません。
ちょうどマッチングアプリの記事でナンパの話をしたので、ナンパを例にとります。女性をナンパで声をかけるとき、ノーメイクとメイクをしている女性の2人がいたとき、どちらに声をかけるかと言えば百人中百人が、ノーメイクを選びます。
なぜか。
引っかけやすいからですよね。
成功確率が高く見えるんです。
いい女に見えるから誘うんじゃないんです。一発で引っかけられる可能性が高いから声をかけるんです。
ナンパを犯罪とまでは言いませんが、ナンパの目的のほとんどは恋愛ではないので、心理としては近いものがあります。
それを踏まえた上で、「それはよく分かりました。でも私は対策するので大丈夫です」とスルーできずにいちいち傷ついたり気になったりするのだとしたら、やはり自分の中に何らかの問題意識があることを疑った方がいいと思うんです。
もしかすると自分の中ではメイクはした方がいいに違いないという信念を持っているのに、どういうわけか好きになれず悶々としているという感じなのかもしれません。
めいさんに限らず、メイクが好きになれないという女性は少なからずいます。
そして多くの場合、必要ではないとまでは思っていないんです。
好きになれないから、必要ではない理由を探している人もいますね。
どうしても抵抗があるという場合に考えてほしいのが、小さなトラウマです。
これはメイク以外でも応用できます。
好きになれないというか、苦手なこと全般に当てはまります。
何か新しい行動をして、その結果嫌な思いをしたとします。それは強烈な記憶として残ります。
そしてその記憶があまりにも強いため、その記憶と同じことを体験しないように回避しようとするようになります。
たとえばいままでパンツが多かったのに思い切って買ったスカートを穿いたら、家族に「色気づくな」とか「あんたには似合わない」とかの酷い言葉を浴びせられて、その嫌な記憶が強い抵抗として今も作用しているといったものです。
メイクでも同じようなことが十分にあり得ます。
ちょっとメイクをして学校に行ったら、友達やクラスの男子に馬鹿にされたとか。
他人の様子を見て自分の体験にしてしまう例もあります。
お友達がメガネをかけていました。その友達のメガネのレンズは極厚で、目がものすごく小さく見えてあまりにも不細工に見えたとしたら、あなたはメガネをかけたいとは思わなくなります。
メガネなんて色々あるわけです。しかし、最初に見たその強烈な牛乳瓶底メガネの印象が強すぎて、どうしてもメガネは嫌だと思ってしまったりします。
恋愛の勉強でも誰かコメントで書いてくれている女性がいましたが、最初からフルメイクをすると相当なギャップがあって受け入れにくいそうです。最初はワンポイントからでもやってみたらいいと思うんです。
「化粧した顔を褒められたり、それで彼氏に褒められるようになっても、何も嬉しくなかったです。」
これは、メイクをした状態が自分をごまかしている状態だと認識していることによって起きる感覚です。
ノーメイクの何もしない自然体こそが自分自身であると思ってしまっているんでしょう。
喩えが適切ではないかもしれませんが、裸は褒められるのに服を着た途端に何も言われなくなったら嫌じゃありませんか(^^;
僕は自分が女ではないので、女の子がどういう心境でメイクをし始めるのかまではよく知りません。
ただ僕がもし女の子だったら、最初は母親や身近で憧れる女性を見たとき、自分もそうなりたいと思って真似事から始めるでしょう。
もしここがスタートラインなのだとしたら、今からでもなりたい女性のロールモデルを探してみるといいかもしれませんね。
身近にいる人でも、芸能人でも何でもいいと思います。
憧れる女性を見つけたとき、おそらくかなり高い確率でその女性はノーメイクではないはずです。
よく観察してみて、部分的にでも真似ていくことで楽しめる気がします。
コメント
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コメント (6)
何年も前のことだけど、このブログを読み始めた当時は、kouさんが「スカートいいよ(^^」って言ってたのを「ふーん」くらいに軽く読み流してました。
でも何となくそれを覚えてて、ふとスカートを買い始めて、なんとなくスカートが多くなって、いつの間にかスカートしか穿かなくなって、気が付いたらスカートしか持ってないみたいな生活になった(全部ロングスカート)
何年もかけてゆっくりゆっくりスカートになりました。
でも殆ど無意識。気付いた時にはスカート穿いてました。
スカートの方が楽。安物ばっかりだけどね。
私は今メイクに全くやる気がないですが、スカートみたいにメイクもまた好きになれたらいいな。
最低限ですが、せめて出かけているときは、目まわりと頬色と口もとは化粧しているのが当たり前になったので、
出かけ先で一緒になった女性で、ほとんど化粧しないまま、着の身着のままでドタドタ来ている女性がいたりすると、目につくし、人ごとながら心配になります。
顔に何か塗ってあるかどうかだけの問題でなく、しぐさや話し方、話す内容まで、全身が無防備に見えるし、実際無防備なのだろうと思いました。
#化粧
#変態
#ノーメイク
#すっぴん
#ナンパ
#トラウマ
#初めてのメイク
そうそう、Kouさん。
面白そうなドラマが始まりましたよ。
『顔に泥を塗る』。
原作は漫画と知り、1話だけ読んでみたら衝撃でした(笑)
ドラマで、主人公の感じをどう表すんだろうと
気になっていましたが、視覚的にドラマの方が
分かりやすいのでは、と思えました。
その主人公のメイクを見ながら、
私もあんな感じなんだろうかと思ったり。
(湯上りとか、すっぴん風のCMメイクのように
薄いと言われたことがあります。)
私も一緒に頑張るか。
お化粧は表現ですよね〜〜服装と同じ。
「今日のわたしはこんな女性」を表現する手段。
やり始めると本当に面白いです。
メイク楽しいです。
でも苦手に感じる人もいるんですね。
確かに、昔は何故かファンデーションだけ嫌で、マスカラやアイブロウ、チークはつけるのに、フェイスパウダーしてました。
ごまかしてるみたいに感じたんですよね。
でも何だろう、それは言い訳だった。
メイクするのが面倒なんじゃなくて、わたしは色を選ぶのが苦手なんだな!それで失敗すると落ち込むから嫌なんだ!ってわかってきたから、プロの方にパーソナルカラー診断してもらったんです。
メイクテクは、プロの方の講座やコスメカウンターのお姉さんに今でも聞きまくります。
YouTubeでも見れるので本当に便利になりましたよね。
色で失敗することがなくなってからはすごく楽しくて、ファンデーションも毎日使ってます。
すっぴんでいたいなら、それでも全然いいと思います。ただ、仕事の場ではメイクも礼儀のうちに入ると思います…。
「人にどう見られるか、気にしない人なんだな」って逆効果に捉えられてしまうかなと。
余談ではありますが、腕時計すらつけない社会人はいくらスマホの時計機能があっても「この人時間管理してないのかな」なんて見られる可能性があると思います。
人にどう見られるか、そればかり気にするのもどうかと思いますが、自分の熱意や長所を見てもらえずに、知らないところで損をする可能性はあることはわかっていようと思います。
メイクも腕時計もありのままを偽る行為ではなく、ありのままの自分の良さを引き立てる行為だと思ってます。