4Dec


Kouです。
絶対分からせますシリーズ第21弾です。
「Kouさん、まだ続くんですか?!やめるはずだったのでは?」
やめるわけあるかい!!
まだ言い足りないことがたくさんあるんです。
そして何より、「こーはん、やめんといてくださいね」という何とも嬉しい言葉が多分たくさんあるので、そう簡単に辞めるわけにはいかないのです(笑)。
第21弾は、この話です。
「はあ〜〜。またモラハラかいな。もう、いい加減飽きましたわ。違うゴハンください。」
と思うかもしれませんが、大丈夫です。今日はちゃんと違うゴハンですから、安心してください。
まずはこのコメントを読んでください。
無茶苦茶長いコメントですが、非常に面白い内容なので全部載せます。
ゆーかりんさんより:
kouさん
絶対わからせますシリーズ、面白いですね!
今までの復習にもなります。さて、コメントは滅多にしないのですが、モラハラ話題がタイムリーだったので、、、
ここ1ヶ月ほど、ダンナがモラハラなんじゃないかとずっと考えています。
ウチには中学高校の女子2人の子供がいます。
ダンナは子供が生まれてから、ほとんど育児をしていません。お金の面以外では、ほぼ全てを私がしてきました。
でも、お金は入れてくれるし、1ヶ月に2回くらいの外食にみんなで行ったり、夏休みには家族旅行に行ったりしていて。
子供は帰りの遅いダンナとは少し話すくらい(しかも子供心にも気を使って、明るく優しく話しかけてました)で、
まあ今までは大きな問題なく、仲良く?家庭は回っていました。
(ただし、浮気はあり、モメて戻ったこと2回)ただ、食事をしていても、子供は私に話しかけ、その話題にはダンナは入らず、自分の話を私に話しかけ、
と私1人対家族3人でバラバラに話してる感じで、
子供の話に入って来ようとしないダンナに疑問は感じてました。そして約1ヶ月前、食事中に突然帰って来たダンナが、「食事もう食べて来た、お腹パンパンや笑」
「そうなん。ゴハンもう足りないからよかった〜」と言ったら、子供たちが食べてるトンカツを見て、
「あ、トンカツなら俺もちょっと欲しい〜」
「ごめん、私も足りなくて食べてないくらいやから、ごめんね」
「えー、ちょっと頂戴や」
「ごめん、子供らもこれでも足りへんくらいやから…」
子供「パパ、お腹いっぱいやって言ってたやん〜」
「は? 働いて帰ってきてトンカツ1枚も分けられへんの?もうええわ!」
とバーンとドアを閉めて自室へ。翌朝、「一家の主人に子供らのあの態度はなんや、パパ食べる?って誰も言わへん、お前も、子供様かなんか知らんけど、働いて帰ってきた俺が食べたそうにしてるのに、無いの一点張りってなんやねん」
と朝から激昂。
確かにトンカツ1枚くらい、子供にあげさせれば良かったかな、よっぽど食べたかったんだろうし、いつも家では食べないダンナが欲しいって言ったんなら、無下に断るのは可哀想だったかな…
ごめんね、私も食べてないくらいだし、パパお腹いっぱいって言ってたから、そんなに大事に考えてなくて…と、伝えましたが、
「もういいわ、家では食事もう食べへん。家にも帰らんようにするわ。ちょっと考えさせてもらうわ」「そんなんなら、一緒にいる意味ないやん。それやったら離婚しようさ」
「そーやな、そうしよか怒」
「うん。それでもいい。」
「……まあとりあえず帰ってくるわ、食事はいらん」とまたバーンと家を出ていきました。
で、そっから何を話しかけても
「ああ」「そーやなー」「ふーん」くらいの機嫌悪い返事しか返って来ません。
私にそうなのは、まだ我慢するのですが、(ここまで酷いのはないですが、今までも機嫌悪くなると同状態に)
今回は子供が機嫌悪いダンナを気遣って、明るく
「おはよ〜、パパ」
と話しかけても
「あー、おはよ」(機嫌悪く)のみ。
可哀想に…さすがに私もキレそうになって来ました。
これはモラハラですか? 態度が。
でも、最近のメルマガを読んで、私たちは圧倒的に夫婦としてコミュニケーション不足だったと思いました。
家事育児を全くしないダンナに、一緒にやってほしい、と言ったことはありましたが、時間的に無理、と言われてその後はもう諦めて言わなくなってしまいましたし、
子供達ともコミュニケーション不足なのは分かっていましたが、それもダンナ本人が選んだこと、そんなので将来まで子供が懐いてくれるわけない、とわかっていて、それを改善する努力を私はしませんでした。だから、今までのウチの家族の10年以上のコミュニケーション不足の積み重ねが招いた、当然の結果だと考えています。
めちゃくちゃ長くなってしまって申し訳ありません。
ただ、こんな状況からでも、家族としてやり直すことは出来るでしょうか?
私自身、付き合ってはいませんが、他に好きな人がいて、
しかも普通に働いていて収入もまあまああるので、ダンナとやり直す努力をしていこう、という気持ちになかなかなりませんが、
子供のためにそうした方がいいなら努力するべきなのか?と日々自問中です。
非常に面白いコメントです(^^
面白いというと不謹慎かもしれませんが、題材として非常にいいんです。
さてあなたは、このコメントを読んで見て何をどう感じましたか。
「なんて身勝手な旦那さんなんだ・・・」
「ごめん、むり」
「デカいお子様なの?」
みたいな感想が出てくるかもしれません。
それはそれでいいです。
ここでぶった切ってしまう人も実際にいますからね。
僕はそういう例をたくさん見てきました。
家庭崩壊しているように見えていて、もう修復は無理だと諦めているんです。
本当に多いですね。
もう分かったと思いますが、絶対分からせますシリーズの第21弾は、これです(^^
家族円満です。
残念ながら、この例はモラハラには該当しません。
モラハラを受けていますと訴えても、100%棄却されます。
コメントを書いてくれたゆーかりんさん本人がそう言っている通りで、コミュニケーション問題が積み重なって起きている歪みみたいなものですね。
このダンナ様がなんで協力的じゃないのか分かるでしょうか。
それは、尊重されていないと感じているからです。
まだ外食や家族旅行に連れていってくれているだけ、見込みがあるというものです(^^
本当に家庭に興味がなくなったら、自分のこと以外は何もしなくなります。
外食や家族旅行に連れていこうとしているのは、家族のためというのもあるでしょうが、どうにか接点を保って尊重してほしいと思っていることの表れです。
不器用でもあるんでしょうね(^^;
家に帰ったら、男は自分だけ。他は全員女性なので、みんな敵みたいなものです(笑)。
まだ子供がどうにかお父さんに声をかけているだけ、救いがあります。
このパターンは本当に多いんですよ。
子供が一人で、娘だった場合も同じケースがかなりあります。
接し方が分からないまま時間だけが過ぎ、何もしなければ普通はお母さんの方に懐いていきます。
接し慣れていなければ、女子の話題に入っていくのは難しいものです。
別に外で仕事をしてお金を持ってきていて偉いのだから、お父さんを尊重しろと言いたいわけではありません。
お父さんでもお母さんでも、誰でも一緒なんです。
こちらに関心を示そうとしないのは、相手が自分のことを尊重してくれていると感じられないからです。
極端に言えば、人間扱いされていないと思っているわけです。
毎日働いて遅い時間に帰ってくるような生活サイクルだと、どうしたって接点が少なくなります。
いてもいなくても変わらない。いや、むしろいない方が気楽でいいくらいの感覚になっていたりするんです。
トンカツの例も、少し分解してみるとやはり尊重されたいということに行き着くと思うんです(^^
家族みんなが食べているのに、一切れももらえない自分はのけ者になっているように見えてもおかしくありません。
いきなり切り替えるのは難しいかもしれませんが、家庭の中の父の存在を認める努力をしようと考えてみてほしいんです(^^
これはちょっとそう思うだけでも変わり始めることです。
父親なんて、実は女性からすると最もチョロい相手なんですよね(笑)。
奥さんはもちろんですが、娘であっても女は女です。
女に頼りにされるとか、男性として認められるということがどれほどの変革をもたらすのか、恋愛の勉強をしている女性ならすぐに分かると思うんです。
それからコミュニケーションについてです。
話の輪に入ってこないのは、入れないからです。興味がないから入ってこないのではないということを、しっかりと頭の中に叩き込んでください。
家族でタクシーに乗っていて、家族の雑談に運転手さんはほとんどの場合入ってきません。
でも必ずしも興味がないわけじゃないんです。
こういうのは、半ば強制的に参加させればいいだけです。「ひどいでしょ?運転手さんもそう思いますよね?」という感じで、もう最初から参加者の一人くらいの感覚で接すれば、拒否できません(笑)。
学校で一人でぽつんと食べている子がいます。大体どこのクラスにも一人くらいはいるものです。
そういう人は、他の子に興味がないわけじゃないんです。
入れないんですよね。
入りたくても入れないんです。自分から入る勇気がないんです。なぜなら、尊重されているという実感がないからです。
一緒に食べようと言ってくれる子がいることで救われるんです。
こういうのは本当にちょっとした工夫ですぐに潮流が変わり始めます。
家事や育児に参加してくれないというのも、当事者として迎え入れていないから参加しないだけです。
自分の仕事じゃないと思っているくらいなので、当事者意識がないんです。
どうしたら当事者意識が生まれるのか。
最初から当事者だと思って接するだけです。
自分に懐いてくるワンコを毛嫌いする人はいません。
そもそも接している時間が少ないのだから懐くはずもないというのが道理ではあるんですが、それでも子供が接点の少ない父親を尊重しようとするかどうかは、母親の働きかけによって大きく変わります。
今からでも十分復活できます。
まずは、彼を父親として尊重しようと思うことから始めてください。
尊重しようと思い始めたら、足りないからあなたの分のトンカツはないという答えはなくなります(^^
少しずつ会話に巻き込みながら、尊重し続ければいいんです。
自分が家族にとって重要存在だと見なされていると理解すれば、動き方は必ず変わります。
大事なことなのでもう一度言いますが、相手が父親ならチョロいもんです(^^
女子三人組で総攻撃したらいいんです。
男をダメにするのも女性なら、男を男にするのもまた女性だということです。
仕事で男になるわけではありません。
女性に認められて男になるんです。
コメント
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コメント (1)
いいですね、この記事!
家庭内のお父さんだけでなく、記事にあるタクシーの運転さんとか、普通の人間関係全般で大切。
輪に入りづらそうな人には、あなたも輪の一員なんだよ、という前提で関わっていきたいです。
こういうのも尊重ですよね。